経営者の内面を支えることは、組織の未来を支えること。

経営者の多くが抱える悩みは、実は内面の負荷から始まっています。
・人の問題に振り回されて本来の判断ができない
・現場とのズレに疲れ、迷いが増える
・改善したいのに、動き出せない

こうした経営の停滞は、経営者の心の余裕がなくなるところから起こります。
だからこそ、経営者の内面を整えることが、組織を前に進める最短ルートだと考えます。

このような経営者の負荷を安全に整理し、本来の判断軸を取り戻すことで、
経営者の行動が変わり、組織の反応が変わり、業績にも確かな変化が生まれます。

組織が抱える課題は、制度や仕組みだけで解決できるものではありません。
そこには、経営者の葛藤、現場の声、組織に流れる関係性の質など、目に見えにくい要素が複雑に絡み合っています。

当協会の組織運営コンサルティングは、経営者の内面支援 × 組織課題の整理 × 改善の実行伴走を一体化した、中期型(6ヶ月〜1年)の伴走プログラムです。

制度だけでも、精神論だけでも変わらない組織に対して、心理と実務の両面から寄り添い、組織が本来の力を取り戻すプロセスを支えます。

「経営者の心の土台づくり」×「組織改善の実行支援」を同時に行うことで、組織が自ら回り始める状態へと導きます。
単なる改善案の提示ではなく、組織が自走できる土台づくりを大切にしています。

◆ 多くの経営者が抱える典型的な3つの悩み

以下の3つは、ほぼすべての中小企業経営者が共通して直面する核心的な悩みです。

① 人の問題に時間と心が奪われ、経営に集中できない

・社員トラブル・人間関係・退職・モチベーション低下
・注意したいが言いづらい
・みんなが違う方向を見ていて、まとめるのに疲れる

▼ 内面支援が必要なシグナル
「本当は何に困っているのか」が自分でも整理できず、モヤモヤが続く状態。

② 現場と経営の認識がかみ合わず、判断に迷いが出る

・指示しても伝わらない
・現場の本音が上がってこない
・どの問題を優先すべきか分からなくなる

▼ 内面支援が必要なシグナル
経営者の判断軸が揺らぎやすくなり、正しいはずの意思決定がしづらくなる。

③ 組織改善をしたいが、どこから手をつけていいか分からない

・課題が散らばって見える
・忙しさで改善が形にならない
・良い提案を受けてもやり切れない

▼ 内面支援が必要なシグナル
やるべきことは分かっているのに、感情・迷い・不安で手が止まる。

◆ このコースで目指すこと

① 経営者の内面が整う

② 判断・行動が変わる

③ 組織に具体的な成果が生まれる

という三段階モデルで提示すると、非常に分かりやすくなります。

◆ ① 経営者の内面が整う(内面支援の効果

・感情の揺れが落ち着き、冷静に状況を見られる
・他者との摩擦で消耗せず、判断がぶれにくくなる
・迷いや不安を言語化でき、意思決定の負担が減る
・経営者自身が「何を大切にしたいか」が明確になる
・孤独感が減り、心理的に余裕が生まれる

▼ 結果:
経営者の軸が安定し、ブレないトップになる

◆ ② 判断・行動が変わる(内面の安定が組織に与える直接効果)

・問題に対して即時反応ではなく、意図を持った判断ができる
・トラブル時に感情的にぶれず、改善ポイントを冷静に捉えられる
・人材への関わり方が変わり、伝わり方・納得度が上がる
・現場との対話がスムーズになり、摩擦が軽減される
・中長期視点での意思決定ができ、改善が進みやすくなる

▼ 結果:
経営者が落ち着くと、組織全体が落ち着き、動き始める

◆ ③ 組織に具体的な成果が生まれる(企業側のメリット)

・人に関するトラブルが減る(離職・衝突・誤解・不信)
・現場と経営のコミュニケーションが改善される
・経営会議や意思決定がスムーズになる
・組織改善が“やり切れる仕組み”として定着する
・社員の主体性が高まり、組織が自走し始める
・心理的安全性が組織に広がり、ミス隠し・不信が減る
・業務効率・生産性が高まる

▼ 最終的には、「社長が消耗しなくなる」+「組織が勝手に良くなる」状態へ

◆ こんな経営者に最適です

・課題が断片的に浮上し、その場しのぎの対応になりがち
・現場と経営の認識がかみ合わず、判断に迷いやすい
・組織改善に取り組みたいが、何から始めてよいか分からない
・その場限りのアドバイスではなく、腰を据えた伴走支援を求めている
・日々のマネジメントに追われ、自分の気持ちを整理する時間が持てない方にも、
・安心して本音を話せる場を提供します。

◆ 当コースが選ばれる理由

● 課題の表出を促すファシリテーション

 経営者だけでは拾いきれない現場の声や背景を丁寧に整理します。

● 実行支援型の伴走

 改善案を出して終わりではなく、「やり切れる仕組みづくり」まで共に進めます。

● 心理的安全性の確保

 葛藤や不安も含めて本音で話せる環境をつくり、意思決定を支えます。

● 現実に沿った改善策

 理想論ではなく、会社の規模・資源・フェーズに合わせた実践的な提案を行います。

◆ 問題解決のステップ(コースの進め方)

1. 現状把握ヒアリング

  最近の事例を素材に課題を可視化します。

2. 課題整理・優先順位づけ

 短期対応できるものと、中長期で取り組むものを明確に区分。

3. 改善策の提案と共有

 実行可能な “小さな一歩” から着実にスタート。

4. 実行支援・定期的な振り返り

 進捗を確認しながら、必要に応じて方向修正。

5. 定着化と次のステップ設計

 組織が自走できる仕組みを整え、次の成長段階へ。

講師紹介

寿満はちこ(スマハチコ)

一般社団法人ライフキャリア教育普及協会 代表理事
産業カウンセラー・ライフキャリア開発トレーナー®

■活動と実績の概略

【専門領域】産業カウンセリング分野
(心理支援・キャリア開発支援・組織運営支援)
【対象者】 個人および企業の管理職・経営者
【経験年数】28 年(心理相談施設勤務の 7 年間を含む)
【対応件数】約 30,000 件~
【強 み】
①個人の力を拡大していくプロセスをサポートするスキル
(自己回復力→自己解決力→自己開発力→自己実現力)
②個人と組織をつなげて、双方の生命力を社会に還元していく支援力(企業での人事・採用・教育現場での実務経験あ

■理論的背景

「マインドフルネス理論」
自己認識を深め、思考・感情・行動のバランスを整える心理的アプローチ
「渥美俊一理論」
個人の創造性と、組織(社会)としての秩序・循環を両立させるためのアプローチ